東大生にセンター試験の問題を解いてもらったというニュースがありましたが、こういった不正をするって事がいかに自分を偽っていて逆に自分を苦しめているかということに早く気がついた方がいいですね。実力は実の力と書く通り、それ以上でもそれ以下でもありません。仮に不正で大学に入学できたとして、背伸びをして入った大学で学力的についていけるのか?そうした問題が必ず出てくるし、成功と失敗を積み重ねる事によって人は成長していく、ということを考えるとなんと愚かなことをしているんだろうと思ってしまいます。大学は専門的にもっと学びたいというところであって、就職に有利だからとか大学に出ていれば年俸が上がるとか、そういう社会を作り出した大人たちにも責任があると思いますね。自分は音楽でやっていきたいと思った時から自分の実力を冷静に判断し、大学に行きたいという思いは切り捨てました。そこまでの力はなかったし、続けていくなら一つ一つ積み重ねていくしかない、と思っていたからです。でも、逆にそれがとても楽しかったですし、自身にも繋がりました。階段を少しずつ登っていく喜びを子供の時から経験して欲しいし、そういう学校教育、そして親であって欲しいと思います。