最近の音楽関係は何でもかんでもハリウッド至上主義。
音楽ソフトでもハリウッドで使われている・・・云々や
迫力のあるハリウッドサウンド・・・云々。
そもそもハリウッドって(笑)。
映画産業で栄えたのは間違いないし、
素晴らしい内容の映画が沢山生まれているのも否定はしませんが、
それを日本人がまねたり、その方向で進んでどうするんでしょうか?
前にも日記で書いた事ありますが
全て海外がいいとは限りません。
自分は数多くの海外レコーディングをして学んだことでもあります。
日本の方が繊細で無駄がなく良い部分は沢山あります。
たとえば、コーラスなどは言葉の発生の問題で
海外でないと表現できない事があったりします。
また、Brassなど張りのある音を求めるなら海外でしょう。
全てにおいて一長一短あるわけで、ハリウッド至上主義や
海外がいい、という間違った情報を流し続けるのは
若い作家の為に止めた方がいいです。
予算、スケジュール、作品の方向性、そういったものを
全て加味して何処で録音するか、どれを打ち込みにするかなど
トータルなプロデュースが必要だと思うんです。
日本ならではの日本人にしかつくれない繊細な音楽を
追求していくべきだと最近感じています。
- フラットと空間
- 想い出と共に