予想していたら本当に来た! 本日Digital Performer 11がリリースされました。もちろん気になるのでアップデートはおこないますが、機能追加のトピックを見てみるとやはりそれほど進化していないのかなと思ったりします。まず、見た目は何も変わりません。(変える必要もないのですが)重要なアップデートとしてはBig SurとM1チップのマックに対応。M1チップのマックに対してどのぐらい効率化が図れているかがチェックポイントとなりそうですね。そして、オーディオレトロスペクティブレコードも対応。録音ボタンを押し忘れてもDAWは常に裏でレコーディングしてくれているので録音を復活させることができます。打ち込みで最も助かるのがアーティキュレーションマップ機能でしょう。最近の音源は音は良くなりましたが、キースイッチが多く管理するのが大変です。新しい機能としてアーティキュレーションマップでは簡単に奏法を切り替えられます。MPEと音符単位のCCに対応したのも素晴らしいと思います。と、主なアップデートはこんな感じでしょうか。先日の日記にも書きましたらMIDIオフセットをつけてもらいたいのと、リリースタイミング(次の音符まで伸ばすという機能で音源によっては次の音が切れてい、かならず1ティックマイナイスにしなければいけない)のバグは直っていると嬉しい。これだけで作業効率がめちゃくちゃ上がるんですが・・・。
ともあれ、先日の日記で予想した通りプログラム的にそれほど大変でない部分のアップデートだったなと感じました。これはどういう意味を持っているかといいますと、DAWソフトの会社としてプログラマの数が少ないということです。そして、メジャーアップデートまで2年かかっています。しかも追加機能はそれほど大したものではなく、他のDAWがすでに出来ている部分の後追いになります。冷静に考えて開発能力が低いことはこうしたデータから読み取ることが出来ます。一応は応援するためにお布施いたしますが、もしかすると最後のアップデートになる可能性も高いですね。そうならないことを願うばかりです。