作品における音楽の重要性を理解されてなく非常に残念に思います。なんにしても音楽は一番最後・・・。表記にしても予算にしても宣伝にしても音楽は後回し。正直言って作品の良し悪しを決めるのは音楽の力。比率から言ったら60%〜70%は音楽。どんなに話が面白くても作画や俳優さんが上手くてもそこに適した音楽が鳴らなければちっとも面白さを感じることができないでしょうし、感動もしないと思います。業界的に日本のそうしたところはどの国よりも遅れていると感じますし、これからの課題ではないでしょうか。ちなみに月とライカと吸血姫はJAZZのみ別途発注が来たのですが、その時点で予算はオーバーしており、打ち込み納品にしてほしいと言われたのですが、予算を出してくださいとお願いしました。そのおかげで、JAZZ曲の説得力がすごいし、作品を何倍も引き立てていると思います。そしてアニメにおける音響監督さんの重要性も理解してもらいたいですね。月とライカと吸血姫の音響監督さんは濱野高年さんで、本当に音楽を大事にしてくださった唯一の音響監督さんと言ってもいいかもしれません。そして、これは濱野さんの特徴かもしれませんが、劇中における音楽のボリュームが大きいのです。だからこそ迫力があるし感動する。音響監督さんによっては全く音楽が聞こえないし、効果音ばかり大きく作品が台無しなアニメも多く見受けられます。本当にこう言った細かいところがすごーーーーーーーーく、もう一度いいます。すごーーーーーーーく大事だったりします。
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