先日、アメリカで行われたグラミー賞に「カービィ」のアレンジが受賞しました。日本のゲーム音楽が受賞したのは初めてですし快挙と言えます。しかし、これはあくまで海外の方の非公式アレンジであるということを少し考えなければいけません。昔ながらの日本のゲーム業界の権利関係がしがらみとなっています。(詳しくは下記のリンクを)自分はフリーの作曲家になって多くの同業者や作曲家には口酸っぱく「権利はしっかりとした方がいいよ!」と言い続けてきました。もうゲーム会社が権利を保有するメリットは無くなってしまっているし、そうしたしがらみが今回のグラミー賞の問題にもつながっているのです。今回のグラミー賞が公式であったらどんなに素晴らしかったことか・・・。そう思うと、ゲーム音楽についての権利を各会社が考え直す時期にきているのではないかと思います。とは言え、僕がフリーなりたての時にくらべたら相当権利についてはよくなりましたし、ここまで事細かくゲーム会社さんに権利について説明して回った甲斐がありましたが、一部の作曲家でそれを逆手にとってむちゃくちゃなことを言っている人も噂で耳に入ってきます。今の時代、作曲家はしっかりと権利の勉強をしておくべきだと思います。せっかく築き上げた信頼を失うことになりますので、本当にお願いしたいですね。
この記事は素晴らしいので時間がある方は是非読んでみてください。
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