本日は大宮ソニックホールにてダンジョン飯コンサート「Delicious in Concert」が開催されました。セットリストからオーケストレーション、ちょっとした演出をさせていただきましたが、オーケストラコンサートではとてもクオリティの高いコンサートになったのではないでしょうか? また自分自身、とても勉強になった部分が沢山ありました。本当に楽しい一時でした。足を運んでくださったファンの皆様、ありがとうございました。このプログラムは正直、日本全国でやりたいし、海外でもコンサートをやりたいレベルの出来だと思います。今回、特に拘ったのは極力生の音を皆さんに楽しんでもらいたいということでした。昨今、アニメやゲームのオーケストラコンサートが開催されるようになりましたが、どのコンサートもオーケストラにPAを通し(オーケストラの人数が少ないので)無理やり音量を上げる、音が本来のオーケストラの音ではなく変化した音を提供するコンサートを沢山見てきました。僕はこのやり方に非常に不満を抱いていました。なので今回のコンサートは最初の打ち合わせからPAの方にはオケにはマイクはいりません、ということを伝えさせてもらいました。最低限の楽器のみ(音量が小さい古楽器、ソロヴォイス)マイクを通し、生オケと綺麗に混ぜるというところに注力していただきたいと思いました。なので皆さんが聴いたオケの音は本当の音になります。きっと小さい音は小さく、大きな音は迫力があったのではないでしょうか?また、PAを通さない方がホールの残響で綺麗に混ざるため、各楽器がとても鮮明でありながら一体感があったと思います。是非、他のアニメやゲームのコンサートを開催される時、楽団の人数を削るのではなく(予算を削るのではなく)、しっかりと基本的なオーケストラの人数を集め、PAを通さない本物のオーケストラコンサートを開催するように切に願っております。お子さんを始め作品を大事に思ってくれているファンの方に対して、「本当」の音を提供するのも作曲家の役目だし、こういうイベントを行う人の責務だと思います。そうした意味でこのコンサートは僕個人の課題はあるものの(トークだったりトークだったり、笑)、素晴らしい最高のオーケストラコンサートになったと自負しております。最後に、素晴らしい指揮をしてくださった井田様、大好きな楽団「東京交響楽団」の皆様、素敵なコーラスを演奏してくださった「歌人三昧サマディ」の皆様、そしてソロヴォイスを披露してくださった、戸丸様、Alico様、古楽器はリュート久野様、クルムホルン近藤様、ハンマーダルシマー田辺様、リコーダーの幅様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。また、是非これからも素晴らしい音楽を一緒に作っていけたらと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 明後日、声優の熊谷さん(ライオス役)と千本木さん(マルシル役)のお二人とご飯を食べながらラジオに出演します。コンサートの感想やコンサートでお話出来なかったことをお伝え出来ればと思います。是非、聞いてくださいね。
こちらから↓
https://www.youtube.com/watch?v=OViBTxzRa0I&list=PL3ongWuaWwZO7YQkpDGOcZy1xmqjptF3U&index=9
【大人数での演奏は迫力満点でした】
【右から、ライオス役の熊谷さん、指揮者の井田さん、自分】
【右から:リュートの久野さん、ハンマーダルシマーの田辺さん、リコーダーの幅さん、クルムホルンの近藤さん】
【歌人三昧サマディの皆様、最高の歌声ありがとうございました。】
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