今日はニコニコ動画「おとや」の第二回が放送されました。
第一回目以上に盛りだくさんの内容となっているので、
リハーサルが一杯一杯でちょっと心配でしたね(笑)。
まぁ〜このグダグダ感が「おとや」の良さだったりするので
それまでも楽しんでもらえたらと思っています。
まだ、坂本さんが気を使ってくれて、僕のコーナーまで
作ってくれました。
本当は番組中にもっともっと伝えたかったことはあるのですが、
時間が押していたので駆け足になってしまいました。
(酔っぱらっていただけという話もありますが・・・)
いや、今回は出番が少なかったので、裏で佐野さんと
ガンガン飲んでたわけです(笑)。
本当に失礼いたしました m(_ _)m
で、一応、番組では伝えきれなかったので、少しだけ日記で補足を。
作曲の基本として良く言われるのが
「メロディ」「リズム」「ハーモニー」
の三大要素ですが、ここから一歩踏み込んで更に
「フォーカス」「エコノミー」「カラー(もしくはバランス)」
という三大要素があります。
個人的にはこの六大要素が成立してこそ、良い曲になる
と思っています。(もしくは良い曲になる確率が上がる)
まず「フォーカス」とは、全体の中から表現者がどこにピントを
合わせて表現していくかということです。
写真で言えば被写体は何なのか? ということですね。
また、音楽で言うならば、何が主旋になるのかということです。
人間の耳は入った情報を脳で整理して聞き分け
必要ないものは自然とピントをぼかして、必要なものだけに
ピントを合わせて聞く習性があります。
これをしっかりと理解していないと、支離滅裂な楽曲に
なりがちです。 (いわゆる要素を詰め込みすぎ、という結果になります)
曲を書き始めた人はこのパターンが多いのではないでしょうか・・・
かくいう自分もそうでした。
次に「エコノミー」ですが、これはあるものから、
表現に必要ないものを削っていくという作業になります。
写真の場合は、ファインダーに見える情報から何を
写して、何を写さないか、ということになります。
音楽でいうと、必要のない音(表現したいものが変わらなければ)
を削っていく、という作業になります。
一度作ったフレーズを削るのは非常に勇気がいりますが、
これが出来る人と出来ない人では
出来上がる楽曲に大きな差が出てきますし、
削ることによって更に強い個性というものが生まれてきます。
最後のカラー(もしくはバランス)ですが、
これは名前の通り色合いになります。
楽器の組み合わせによって色彩が変わってきますし、
その組み合わせる楽器バランス(音量)によっても
色が変わってきます。
限られた楽器の中で(1曲の中で使える楽器という意味です)、
どのような楽器配分、どのような組み合わせ 、
どのような構成で楽器を使っていくのか、そして
それぞれのバランスはどうするのか、といった事を
考えながら楽曲を仕上げていきます。
カメラではレンズの種類や、フィルターの種類に
なるかと思います。
と、長々と書いてしまいましたが、見ての通り
カメラと音楽ってとても共通点があるのです。
特に、後者の三大要素「フォーカス」「エコノミー」「カラー」
を身に付けるにはカメラはうってつけだと思うわけです。
これは、絵書き、物書きにも共通して言えることなので
興味がある方はカメラを始めてみてはいかがでしょうか?
想い出にもなりますし、いいですよ。
最後に、おとやを見てくださった皆様本当に
ありがとうございました。
凄い数の方が見てくれたみたいで、嬉しい限りです。
これからも、3回、4回と続けていきたいと
思っていますので、今後ともよろしくお願いします。