菅原文太さんが俳優業ををやめると宣言した。
理由は「今は全部デジタルでしょ。そういうの合わんのだよ」 とのこと。
これ、凄くよくわかります。
最近はCGだけではなく、色々な部分を自由に修正が出来たりします。
音楽でいうヴォーカルピッチ修正みたいなもの!?
結局、自分が演技している意味が何処にあるんだろう?と
思ってしまったんだと思う。

ちょっと話は変わりますが、本日発表になったCubase7という
DAWソフトですが、このソフトも同様に作曲家は
もういらないんじゃーないかと思える機能が沢山ついています。
コード進行を選んでくれたり、金管などのピッチの悪さを修正する機能なんかも。
技術が進化していくのはいいのですが、本来の姿を失っていく
非常に残念な結果となっている気がします。
菅原さんもそういうのに嫌気がさしたのではないでしょうか?

僕はこれからも生録音にずっと拘っていくし、
それこそが本来の音楽の姿だと思っています。
その需要がなくなってしまうことがあれば、
僕は間違いなく作曲という仕事をやめると思います。
最近のゲームはそれに近づいている気がします。