結局、徹夜で最後の曲を書いて、移動中に譜面を書いて
といういつもと変わらない慌ただしい一日の始まりでした。
10時にスタジオ入りして、録音用のデータの整備を行い、
お昼ご飯を食べ13時からレコーディング。
まず最初に、Strings, Harp & Woodwindsを同時録音し
その後、ボーカル録音。
そして、Percussionを録音して、最後にBrassという
流れだったのですが、今回はなんと言っても音が凄い。
特にBrassのHornの音が全然違う・・・。
といってもメンバーはいつものメンバーなんですよ。
しかも夜始まりというBrassにとってはちょっと
かわいそうな時間帯なのに、今まで録音してきた
Brassの中で一番いい。
一番大きな理由はスタジオの響きだと思っています。
部屋なりというのは本当に大事。
エンジニアさんとか、電源だとか卓だとか
アンプとかに拘りますが、
(いやそれはそれでとても重要なことだし
絶対にやらなければいけませんが)
部屋の鳴りというのは録音において大きな
ウェイトを占めていると改めて感じた瞬間でした。
そう、僕はこういう音を求めてるんだ!って認識できた
レコーディングでした。
常々海外録音するときに、日本でちゃんとした
スタジオがあれば、海外で録音するより
もっといいものが出来ると確信しているのですが、
その片鱗を見た気がします。
仕事内容もそうですが、僕にとって今回の録音は
次への一歩となる重要な作品となりました。
関係者の皆様には本当に感謝いたします。

【メインブース響きがとにかく美しい】
Hornはこのメインブースに置きました。これが大正解!
メインブース

【サブブースも広い、特に天井が凄く高い】
サブブース